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#1142
T.K.
キーマスター

1stマンドリンパートの小林 隆 です。
新所沢マンドリンクラブの皆様、第40回定期演奏会お疲れ様でした。
第40回の節目だけに、大曲・名曲をプログラムに盛り込みましたが、人数が少なくてどうやってこれらの曲を演奏できるのか、と心配していました。
「失(な)われた都」を演奏したい、と加わってくださったメンバーもいれば、積極的に誘っていただいて加わったメンバーもいて、何とか当日の成功に至りました。
みんなが知っている、或いは聴いたことがある曲で始まったので、十分満足した上でその後のマンドリンオリジナル曲も聴くことができた、という感想がありました。
「プレリュード2」は106~114小節の速弾き、本番で初めてしっかり弾けました。この曲を何度も指揮したことがある木村先生だけに、グイグイと引っ張っていただき、恥ずかしくない演奏になったと思います。
「舞踊風組曲第2番」は過去に演奏した時には随分遅いテンポの演奏だったそうなので、そうならないようにコンサートマスターとしてテンポづくりをさせていただきました。しかしこの曲はしっかり音量を出そうとするとどうしても弦の2本ずれを生じてしまうので、ソロを演奏する時はスペア楽器に持ち替える必要を生じました。本番はリハーサルの時よりもややスローテンポになりましたが、それでも良い演奏になったと思います。
「失(な)われた都」はやはり、この第40回で採択して良かったと思います。同曲を他の2楽団も演奏するという巡り合わせになってしまいましたが、所沢市のローカルな方々には我々の演奏会で聴いていただくのが唯一の選択肢だったかと。鈴木静一を愛する熟練した奏者ばかりが集まる他の楽団と比べても、決して恥ずかしくない立派な演奏になったのではないか、と思っています。ソロのカデンツァは、中央大学ないし同附属高等学校の卒業生が持っている正解がどういう演奏なのかがわからず、自分なりに都府楼跡の情景を追想しながら無難に弾き納めましたが、あれで良かったのかどうかは定演終了後の今も自問自答し続けています。
アンコールを2曲にするという点は、最後まで悩みました。第40回ということに加え、コロナ禍も収束が垣間見られる状況でもあるので、来ていただいた方々には最大限、喜んでお帰りいただきたい、と思い「花は咲く」のみならず「ドレミの歌」もやろうと決断した時は、お客さんには大満足でも弾いている1stにとってはどれだけの難曲か、ということでジレンマを感じていましたが、フルートが入ることで1stの大変さがうまく補完され、非常に良いアンコールになったようです。
これからも皆様と一緒に楽しく、綺麗な音色で音楽を奏で続けたい、と思いました。
皆様、ありがとうございました。

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